【最終報】弊社にて発生したセキュリティインシデントについて
2025 年12 月23 日
お客様各位
株式会社タマダホールディングスグループ
タマダ株式会社
代表取締役 玉田 善久
弊社にて発生したセキュリティインシデントについて(最終報)
拝啓
貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
去る11月10日(月)に弊社にて発生いたしましたセキュリティインシデントにつきまして、お取引先様および関係者の皆様に多大なるご心配とご迷惑をおかけしており、深くお詫び申し上げます。
本件について外部専門家の支援のもと実施しておりましたシステムの復旧作業および安全性の確認が完了いたしました。
つきましては、一連の対応結果と今後の運用について、下記の通り最終のご報告を申し上げます。
敬具
記
1. データの復旧状況について
専門業者によるデータ解析および復旧作業を進めてまいりました結果、基幹システムおよび主要なファイルサーバーにつきましては復旧が完了し、通常通り稼働しております。しかしながら、攻撃による損傷が著しく激しい一部のサーバー領域におきましては、あらゆる復旧手段を講じましたが、データの復旧が技術的に困難であるとの最終判断に至りました。
これに伴い、当該領域に保存されておりました「過去の図面データ」「工事記録写真」および「製品の製造工程写真」等の一部資料につきましては、誠に遺憾ながら復旧不可のため、ご提出ができない状況となっております。該当する案件に関しましては、多大なるご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。
2. セキュリティ対策の実施状況
① 応急対策(完了済)
全サーバーおよび端末のウイルス検査・駆除、パスワードの強制リセット、
不審な通信の遮断、および監視システムの強化など、現時点で講じ得る対策は全て完了しております。
② 恒久対策(実施中)
再発防止に向け、より強固なセキュリティ環境への移行を進めております。
なお対策内容につきましては、セキュリティの観点から必要に応じて、個別にご説明させていただきます。
3. 今後の見通し
現在、システムは安全な状態で再稼働しており、通常業務体制へ復帰しております。今回の事態を厳粛に受け止め、全社一丸となって再発防止と信頼回復に取り組んでまいる所存です。
本件に関するお問い合わせにつきましては、各担当者へ直接ご連絡いただくか、弊社ホームページ窓口までお願い申し上げます。
改めまして、この度の件によりお取引先様には多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたことを、重ねて深くお詫び申し上げます。
以上